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SDC通信Vol.6

SDC総会症例発表

第2回 SDC総会で行われた、こうざと矯正歯科クリニック 院長上里聡先生による症例発表の一部をご紹介します!

こうざと矯正歯科クリニック 院長上里聡先生による症例発表

上里 聡

“今後の矯正歯科治療 専門医の役割とは”

  上里 聡
  (こうざと矯正歯科クリニック 院長)

 

近年、歯科医療において、従来までの分野がより細分化され、かつレベルの向上が顕著である。
しかし臨床現場においては、一人の歯科医師がそれぞれを全て習得することは難しく、得意不得意分野が明確に現れ、術者患者双方にとって十分満足の得られる治療であるかどうかは評価しかねる。
矯正歯科治療においては、Andrewsのストレートワイヤー法以来、GPでも十分満足な結果を得ることができるようになってきた。矯正歯科治療が専門医だけ行えるものではなくなってきているのは周知の事実である。
矯正歯科医の現状として、他医院からの紹介は減少しており、その傾向は大都市部で顕著に現れている。
今や矯正歯科医の役割は、非常に難しい症例、クレーマーの対処、セカンドオピニオン、他院でのトラブルケース、唇顎口蓋裂をはじめとした症候群に起因する不正咬合、顎変形症、顎顔面外傷などを中心とした、より分野が多岐にわたり高度に専門的になった症例を対象とするようになってきている。
一方で、GPにて矯正歯科治療を受けた患者からは、治療の仕上がり、費用の問題、治療期間、補綴でのリカバリーなどでトラブルが多く、患者が被害を被っていることも確かである。

SDCにおいては、各分野のエキスパートが集まっており、今後もより優秀な人材が集まってくると期待される。その中で今回、患者、一般歯科医、矯正歯科医がお互いWin-Winの関係になれるような方法等を提案し、議論してゆきたいと思う。

【症例発表内容】

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医療過誤と医療事故について

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松本健先生のワンポイント講座

歯科医師 百木広太の労務カルテ #6 <オリジナル就業規則の作り方−1>

〜 前回までのあらすじ 〜

歯科医院『モコ・クリニック』の院長を務める『百木 広太(ももき・こうた)』は、大学時代の先輩に紹介された社会保険労務士の話を聞いて、就業規則の重要性を理解し、社会保険労務士の力を借りて、モコ・クリニックのオリジナルの就業規則を作ることを決意した。

〜 ストーリー編 〜

 「こんにちは」
 「失礼します」
広太のクリニックの昼休憩の時間に、2人の社会保険労務士(「社労士」)がやってきた。1人は、今日が初対面である。もう1人は、大学時代の先輩に紹介してもらった人で、2週間前に会って打合せをしている。その打合せの際に、広太は就業規則の重要性を理解し、社労士に依頼してモコ・クリニックのオリジナルの就業規則を作成することを決めたのであった。そして、そのときに、就業規則の作成には、2人の社労士が携わると聞いた。

 社労士2人が携わると聞いて、広太は、専門家が複数人になると費用が高くなると思い、
「うちは小規模だから1人でいいですよ」と言ったのだが、
オリジナルの就業規則を作成する上で重要なポイントの1つ目が、複数の専門家の意見を聞きながら作成することなんです。また、社労士としても作業を分担できるというメリットがあるので、1人でも、2人でも、費用はほとんど変わりありません」
という社労士の説明を聞いて、なるほど2人の方が何かと心強いと広太は思った。

 先日の打合せは待合室で行ったが、今日はメモをとる必要があることから、診察室奥のスタッフ控室で行うことにした。広太は、予めスタッフにランチを外で済ませるようにお願いして場所を空けておいたのである。お互いに簡単な挨拶をすませた後、社労士は早速本題に入った。

 「今日は、先生に就業規則作成に関するヒアリングをさせていただきます。この初回打合せ時のヒアリングは、オリジナルの就業規則を作成する上で重要なポイントの2つ目になるのです。市販本、インターネット等で入手したひな型や、他のクリニックの就業規則を基にして、自分のクリニックの就業規則を作成すれば簡単だと考えられる先生が多いのですが、実はそれだと上手くいかないことが多いのです。なぜなら、既に完成しているものに手を入れるわけですから、手直しをしようとすればするほど、全体の整合性が取りにくくなってしまうのです」
「なるほどねぇ」
「私どもがお手伝いする場合には、最初にヒアリングをさせていただいてから、たたき台となる原案を作成しますので、全体の構成や、条文内容はもちろんのこと、用語や文体まで、全てにおいてオリジナルの就業規則が作成できるのです」
そして、社労士が持参した『ヒアリング・シート』に沿って、広太へのヒアリングが始まった。ヒアリングの項目は多岐にわたり、突っ込んだ質問も受けながら進められた。

 「それでは、次に労働時間に関する質問をさせていただきます。クリニックの営業時間は、10時〜13時、15時〜19時でしたよね。そうすると、出勤時間は9:30ですか?」
「そのとおりです。そして、終わりは19:30ということにして、1日8時間ということにしているのですが…」
「実際には残業が発生しているということですね?」
「ええ、そうなんです。あっ、そう言えば、先日の労働基準監督署の調査で、36協定の不備を指摘されていたんですよ!」
「そうですか、それはすぐに対処しなければいけない問題ですね…。わかりました、お任せ下さい。36協定に関する事項もヒアリングさせていただきます」

 その後も続いた打合せが終了したときには、午後の診療開始時間が近づいていた。適宜、社労士に解説をしてもらいながらだったので、打合せ開始から2時間近くが過ぎていたが、あっという間であった。
「それでは、次回は今日のヒアリングを基に作成した就業規則原案をお持ちしますので、宜しくお願いします」

≪次回に続く≫

〜 解説編 〜

○36協定
  36(サブロク)協定とは、正式には「時間外労働・休日労働に関する協定届」と言います。

法定の労働時間(=1日8時間、1週間40時間)を超えた労働(法定時間外労働)をさせる場合、または、法定の休日に労働(法定休日労働)させる場合には、予めクリニックとスタッフの間で書面による協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出ることが必要です。
この協定のことを労働基準法第36条に規定されていることから、通称「36協定」と言います。

36協定は、就業規則の作成、届出義務とは異なり、スタッフが10人未満のクリニックであっても、時間外労働等が発生し得るのであれば、必ず協定の締結、届出をしなくてはならないことにご留意下さい。

36協定を届出ないまま法定時間外労働をさせるのは違法であることを十分に認識して下さい。36協定を締結し、労働基準監督署に届出ることによって、適法に残業等をさせるための手続きが完了するのです。

社会保険労務士 松本 健・著
特定社会保険労務士 横田 真保美・法律監修

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SDCアドバイザー紹介

SDCでは、各分野の専門家の方にアドバイザーとなっていただいております。
ご相談されたい先生は、まずは事務局までご連絡下さい。

森山 満

森山 満

・昭和31年5月7日生 茨城県出身(出生地/新潟)
・昭和56年法政大学法学部 卒業
・民間企業勤務を経て、昭和63年司法試験合格
・平成3年弁護士登録(第2東京弁護士会所属)

【主な著書】
「債権管理・回収完全マニュアル」
「債権管理・回収の進め方」
「医療過誤・医療事故の予防と対策」(中央経済社)
「クレーム処理と悪質クレーマーへの対応」(商事法務)
「会社役員の職務と責任」
「会社財産の運用と管理」(共著・新日本法規出版)
【得意分野】
企業法務全般、危機管理、医療過誤(医療機関側)

森山経営法律事務所
医療過誤(医療機関側)分野専門

 

松本 健

松本 健

・平成8年3月 日本大学 国際関係学部 卒業
・平成8年4月 城南信用金庫 入社 狛江支店に配属
・平成12年1月 新井会計事務所(税理士事務所)入社
・平成15年4月 大村公認会計士事務所 入社
・平成16年1月 上記、大村公認会計士事務所 在職中に、
         事務所内独立により、社会保険労務士事務所
         (あおぞら事務所)を中央区銀座に開業
・平成17年1月 大村公認会計士事務所 退社に伴い、
         あおぞら事務所を渋谷区代々木に移転
・平成19年1月 株式会社あおぞら事務所を設立、
         代表取締役に就任

社会保険労務士 あおぞら事務所代表
株式会社あおぞら事務所 代表取締役

 

三宅 大輔

三宅 大輔

・昭和49年5月5日(子供の日)生 おうし座・O型・寅年 横浜市出身
・駒澤大学経済学部 卒業
・資格 シニア・ライフ・コンサルタント
トータル・ライフ・コンサルタント
社団法人生命保険協会認定FP
・趣味 ゴルフ 水泳
・座右の銘 「大きく打てば大きく響く 小さく打てば小さく響く」
・得意分野 個人向け生活設計のアドバイス
法人向け財務改善のアドバイス

社団法人 生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会
  東京協会 理事
アクサ生命保険会社
  エグゼクティブ フィナンシャルプラン アドバイザー

 

八児 正紀

八児 正紀

・防衛大学校卒業
・英国証券、米国投資銀行を経て、
・医療法人福寿会へ移籍。
 理事長直轄で経営戦略立案・人材開発を担当する。
・埼玉回生病院事務部門代表、地域保健部コーディネータ、
 新病棟建設副委員長等を歴任。

1999年に独立後、複数のグループ診療所の立上・運営支援を行い
 事務長を歴任。
2001年に株式会社メンターズを設立。
 チェーンオペレーションを行う医療機関グループのマネジメント支援や
 品質管理、ヘルスケアセクターの新規事業に関する企画監修、
 株式公開支援、資金調達支援等を行っている。

(社)日本医業経営コンサルタント協会認定コンサルタント
  上級ビジネスコース修了(CABAC)
東京医科歯科大学医学部非常勤講師
  (保健医療福祉制度論演習)
(社)日本医業経営コンサルタント協会認定講師

 

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SDC事務局より

無料セミナー (労務リスク対策)のご案内

【開催要項】

  日  時 : 平成22年1月27日(水)
  参加費 : 無料
  会  場 : 東京都千代田区九段北4-1-7 九段センタービルLB2会議室
        (JR総武線「市ヶ谷駅」下車 徒歩6分)
  共  催 : フォーユーメディカル株式会社、 株式会社JPコンサルタンツ・グループ
  協  力 : ピー・シー・エー株式会社、日本生命保険相互会社

【研修内容】

  15:00〜16:30 大変な時代を迎えた! 病医院の労務リスク対策
           講師 : 特定社会保険労務士 吉本俊樹氏
  16:40〜17:10 PCAが提案する病医院のための 業務統合システム
           講師 : ピー・シー・エー株式会社 メディカルソリューション
                事業部長 中平栄富氏
  17:20〜18:20 労務リスク対策無料個別相談会 (事前予約制)

*ご希望の先生はご連絡下さい!

SDC会員様への特別プラン

SDC総会に参加してもらい、アストラテック株式会社に会員特別プランを組んでもらいました!
ご希望の先生は藤原までご連絡下さい。

会員様向け情報のため、非公開

歯科医院専用 予約管理システム「i-CALL」のご案内

従来の予約管理システムに比べ1/3の費用で導入でき、受付スタッフの業務効率を飛躍的にUPさせ、『効率的な顧客分析機能』 と 『患者ごとに合ったリコール』 『キャンセル防止』を実現する、マーケティングのできる予約管理システムをご提案致します。

歯科医院専用 予約システム「i-CALL」

歯科医院専用に、実際に現場で作り上げたシステムなので、経営に関係のない無駄な機能のない、すぐ覚えられ使いやすいシステムです。
初期費用46.8万円 月額1万円 (※設置環境によって費用別途)

*SDC会員様には年内30%OFFでご提供しております。
*ご興味をお持ちの先生はご連絡下さい。

 SDCサイトにリスティング広告を開始しました!

12月2日より SDCサイトに、リスティング広告を開始いたしました。

会員さまの各エリアと「審美歯科」「インプラント」「矯正歯科」費用・料金と「審美歯科」「インプラント」「矯正歯科」 などを組み合わせて対応させていただいております。

各エリアでの見込み患者さまに、先生方のクリニックのページに流入してもらうための対策にもなります。

【SDC事務局】

運営:フォーユーメディカル株式会社

〒103-0005 東京都中央区日本橋久松町11-8 日本橋118ビル6F

TEL:03-5645-8338(担当:藤原)

E-mail:info@sdc-japan.com

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