インプラント > SDC通信バックナンバー > SDC通信 Vol.10(2010年4月15日発行)

SDC通信Vol.10

インプラント関連論文紹介

野村 六也

“今後の矯正歯科治療 専門医の役割とは”

  しろもとデンタルクリニック名古屋
  日本口腔外科学会専門医
    野村 六也

 

 インプラントの成功(Osseointegration獲得)の条件の1つとして一次手術(インプラント埋入術)時のフィクスチャーの初期固定が良好である事が挙げられる。
 最近の報告では埋入トルクが20Ncm以下であっても又はカバースクリューとともにフィクスチャーがわずかに回転するような状況であっても1〜3ヶ月治癒期間を延長する事でIntegrationを獲得する事が可能であるとされている。実際自分もそういった経験は少なくない。
 そうは言っても初期固定が良好である事は臨床的な“安心感”が得られる。不必要に治癒期間を延長させる必要もない。また即時荷重を行うとすれば十分な埋入トルクが得られる事は必要絶対条件である(Maloらの報告では35Ncm以上で即時に機能させる事が可能)。
 現在ではテーパードやスピーディーのような特殊なデザインを持ちセルフタッピングおよび骨コンデンス(圧縮)機能を持ったインプラントも発売されている。ただしインプラント失敗の理由の1つとして骨への過度の圧迫が挙げられることから、固い骨質へのテーパードインプラントの使用は絶対に避けるべきである。ならばどうすればいいのか?といった疑問を解消する為の1つの手段としてAdapted preparation techniqueやAdapted surgical protocol(骨質に応じてドリリングの術式を変更する方法)と呼ばれる方法がある。もちろんメーカーも骨質に応じたプロトコールをマニュアルに掲載してはいるがそれは信頼に足るものか、どの程度最終ドリルの直径よりも埋入窩を狭くする(もしくは拡げる)事によって許容範囲内の埋入トルクが得られるのか?

今回は我々術者がそれを決定する際の根拠となり得る論文を日本語訳とともに紹介したいと思います。

【論文紹介】

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本論文から、どんな骨質であっても術者の“さじ加減”によって適切な埋入トルクが得られると考えられる。

色々な治療の“さじ加減”を決定する根拠としてこのような論文を活用する事が有効な手段ではないかと思う。EBM(Evidence Based Medicine:根拠に基づいた治療)という言葉が盛んに使われる昨今、我々歯科医師が行う全ての医療行為を経験談やメーカーのセミナーを鵜呑みにせず“信頼ある”データや学術論文から拾い上げさらに吟味して臨床応用する事によって質の高い治療を提供する事が可能になるのではないでしょうか。

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インプラント疑惑問題のその後

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注意すべき内服薬 −ビスフォスフォネートによる顎骨壊死−

ビスフォスフォネート系薬剤は最近歯科口腔外科領域で注意すべき内服薬として注意喚起されています。今回はその特徴とどのように注意すべきか少しお話ししたいと思います。

ビスフォスフォネートとは

ビスフォスフォネートは内服する事によって約50%は選択的に骨に取り込まれ破骨細胞に分布し骨吸収を抑制します。残りの50%は腎臓で代謝され尿中に排泄されるため骨以外の臓器にはほとんど影響を及ぼさず、また骨芽細胞にも影響を及ぼしません。一度骨に取り込まれると10年以上もの間存在し続けます。
製剤形態は経口薬と注射剤とがあり適応症は前者が骨粗鬆症、骨形成不全、骨ページェット病など、後者は多発性骨髄腫、悪性腫瘍による高カルシウム血症、悪性腫瘍の骨転移となっています。その効果は非常に高く、QOLの向上に役立っています。以上のような事から骨粗鬆症や悪性腫瘍を患った患者さん(病気の性質上多くの方は中高年以上)に多く使用されています。

ビスフォスフォネート関連顎骨壊死
(Bisphosphonate related osteonecrosis of the jaw: BRONJ)とその対応

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患者満足度アップ

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新会員紹介

清沢歯科クリニック院長 清澤 仁 先生
〒340-0801 埼玉県八潮市八條1868-5
Tel:048-998-2048
清澤 仁

プロフィール

1960年生まれ 埼玉県草加市出身
1984年 鶴見大学歯学部卒業
     鶴見大学保存科入局
1985年 鶴見大学補綴科入局
     神奈川県城山歯科クリニック勤務
1986年 同分院 鹿児島県ジン歯科クリニック院長就任
     インプラント治療着手
1990年 八潮市にて医療法人社団兼仁会 清沢歯科クリニック設立

・日本口腔インプラント学会   ・日本歯周病学会
・日本レーザー歯学会   ・日本歯科医師会
・目白歯周病学研究会   ・MDIミニインプラント研究会
・八潮歯科医師会   ・八潮市立八條小学校校医

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SDCアドバイザー紹介

SDCでは、各分野の専門家の方にアドバイザーとなっていただいております。
ご相談されたい先生は、まずは事務局までご連絡下さい。

森山 満

森山 満

・昭和31年5月7日生 茨城県出身(出生地/新潟)
・昭和56年法政大学法学部 卒業
・民間企業勤務を経て、昭和63年司法試験合格
・平成3年弁護士登録(第2東京弁護士会所属)

【主な著書】
「債権管理・回収完全マニュアル」
「債権管理・回収の進め方」
「医療過誤・医療事故の予防と対策」(中央経済社)
「クレーム処理と悪質クレーマーへの対応」(商事法務)
「会社役員の職務と責任」
「会社財産の運用と管理」(共著・新日本法規出版)
【得意分野】
企業法務全般、危機管理、医療過誤(医療機関側)

森山経営法律事務所
医療過誤(医療機関側)分野専門

 

松本 健

松本 健

・平成8年3月 日本大学 国際関係学部 卒業
・平成8年4月 城南信用金庫 入社 狛江支店に配属
・平成12年1月 新井会計事務所(税理士事務所)入社
・平成15年4月 大村公認会計士事務所 入社
・平成16年1月 上記、大村公認会計士事務所 在職中に、
         事務所内独立により、社会保険労務士事務所
         (あおぞら事務所)を中央区銀座に開業
・平成17年1月 大村公認会計士事務所 退社に伴い、
         あおぞら事務所を渋谷区代々木に移転
・平成19年1月 株式会社あおぞら事務所を設立、
         代表取締役に就任

社会保険労務士 あおぞら事務所代表
株式会社あおぞら事務所 代表取締役

 

三宅 大輔

三宅 大輔

・昭和49年5月5日(子供の日)生 おうし座・O型・寅年 横浜市出身
・駒澤大学経済学部 卒業
・資格 シニア・ライフ・コンサルタント
トータル・ライフ・コンサルタント
社団法人生命保険協会認定FP
・趣味 ゴルフ 水泳
・座右の銘 「大きく打てば大きく響く 小さく打てば小さく響く」
・得意分野 個人向け生活設計のアドバイス
法人向け財務改善のアドバイス

社団法人 生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会
  東京協会 理事
アクサ生命保険会社
  エグゼクティブ フィナンシャルプラン アドバイザー

 

八児 正紀

八児 正紀

・防衛大学校卒業
・英国証券、米国投資銀行を経て、
・医療法人福寿会へ移籍。
 理事長直轄で経営戦略立案・人材開発を担当する。
・埼玉回生病院事務部門代表、地域保健部コーディネータ、
 新病棟建設副委員長等を歴任。

1999年に独立後、複数のグループ診療所の立上・運営支援を行い
 事務長を歴任。
2001年に株式会社メンターズを設立。
 チェーンオペレーションを行う医療機関グループのマネジメント支援や
 品質管理、ヘルスケアセクターの新規事業に関する企画監修、
 株式公開支援、資金調達支援等を行っている。

(社)日本医業経営コンサルタント協会認定コンサルタント
  上級ビジネスコース修了(CABAC)
東京医科歯科大学医学部非常勤講師
  (保健医療福祉制度論演習)
(社)日本医業経営コンサルタント協会認定講師

 

前田 泉

前田 泉

東北大学卒。
英国国立レスター大学経営学修士課程修了(MBA)。
外資系製薬会社にてマーケティングに従事後、2004年5月に医療分野に特化した患者満足度調査(実績:800診療所、患者3万人以上)の実施及び患者満足度向上に関するコンサルティングを提供するスナッジ・ラボ(株)を設立。代表取締役。

【所属学会】
日本総合診療学会/日本プライマリ・ケア学会
日本医学教育学会/医療の質・安全学会
日医療・病院管理学会/NPO日本インターネット医療協議会運営委員
NPO日本医療教育プログラム推進機構理事
【主な著書】
『患者満足度〜コミュニケーションと受療行動のダイナミズム〜』2003 日本評論社
『実践!患者満足度アップ』2005、日本評論社
『コミュニケーション スキル トレーニング -患者満足度の向上と効果的な診療のために』2007、医学書院 (分筆担当)
『患者不満とリスクマネジメント』2008、シービーアール

スナッジ・ラボ株式会社 代表取締役

 

廣田 祥司

廣田 祥司

・SDC代表
・フォーユーメディカル株式会社代表取締役
・青山学院大学卒業
・立教大学大学院ビジネスデザイン研究科
  博士課程前期課程(MBA:経営管理学修士)
・立教大学大学院医療経営研究会所属

全日本SEO協会 公認コンサルタント
日本ベンチャー学会会員
日本口腔ケア学会会員
日本医療情報学会会員
日本医業経営コンサルタント協会会員
医療経済学会会員

 

フォーユーメディカル(株)代表取締役廣田祥司をSDCのウェブアドバイザーとさせていただいております。

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SDC事務局より

マンスリーレポートにモバイルのログ解析も追加します!(来月より予定)

現在、SDC通信の別紙で、PCサイトのウェブ調査をマンスリーレポートにてご報告しておりますが、モバイルサイトの解析も追加いたします!
来月よりの報告予定にしておりますので、宜しくお願いします。

第3回SDC総会のお知らせ

第3回SDC総会を8月1日(日)13:00〜行います!
※会場 六本木ヒルズ森タワー アカデミーヒルズ を予定

医療機関向けセミナー「伸びるクリニック勉強会」のご案内

【日時】  平成22年7月11日(日) 13:00〜16:00
【場所】  大阪
【テーマ】 1億残すためのライフプラン説明会&無料相談会
【講師】  上田公認会計士事務所 上田久之氏
【対象】  医科・歯科院長
※会員の先生方には無料にてご案内

新会員ご紹介のお知らせ

新会員 清沢歯科クリニック院長 清澤 仁先生
前ページでご紹介させていただきました。

上里聡先生がWIOCで講演決定!

こうざと矯正歯科クリニック 院長 上里聡先生が
日本矯正歯科学会からの推薦で、2010.12.10からTaiwanでの

World Implant Orthodontic Conference

に講演決定!(http://www.wioc2010.org.tw/index.html

【SDC事務局】

運営:フォーユーメディカル株式会社

〒103-0005 東京都中央区日本橋久松町11-8 日本橋118ビル6F

TEL:03-5645-8338(担当:藤原)

E-mail:info@sdc-japan.com

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