インプラント > SDC通信バックナンバー > SDC通信 Vol.15(2010年09月15日発行)

SDC通信Vol.15

「7つの習慣」を学ぶ

クリニック経営において、患者様に満足していただくためのコミュニケーション、スタッフとのコミュニケーションは欠かせませんが、コミュニケーションを図るうえで、先生方の人柄も、患者様・スタッフに大きな影響を与えるようです。
SDC会員の先生方は常に学ばれていると思いますが、全世界2000万部ベストセラースティーブン・R・コヴィー博士著書の「7つの習慣」の特集の記事をご紹介します!

「7つの習慣」を学ぶ

「7つの習慣」自己診断テスト

 

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医療過誤と医療事故

医療過誤 医療事故の予防と対策

著者/森山 満   出版社/中央経済社

独自の視点からとらえた実践型・危機管理のノウハウ

「医療過誤」を医療水準が問題となる局面,「医療事故」をいわゆるヒューマンエラーが問題となる局面と整理して体系化。
実用的なリスクマネジメントを可能にする医療関係者必読の書。

 

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メディカルマーケティング

メディカルマーケティング 選ばれる医療機関になるために

著者/廣田 祥司   出版社/日経BP

医療問題を経済学手法で分析

マーケティング的思考が事実上欠如していた医療の領域へ、独自の経済学的手法を用いて分析、医療の消費者と提供者をつなぐコミュニケーションツールとしてマーケティングの利用法を提案する好著。

 

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松本健先生のワンポイント講座

歯科医師 百木広太の労務カルテ #11 <オリジナル就業規則の作り方−6『就業規則説明会』>

〜前回までのあらすじ〜

歯科医師『百木 広太(ももき・こうた)』は、自ら経営する『モコ・クリニック』のスタッフが退職する際のトラブルをきっかけとして、オリジナルの就業規則を作成することを決意した。その後、2人の社労士との打合せを何度も重ねて、ようやく完成というところまできた。

〜 ストーリー編 〜

「百木先生、オリジナルの就業規則が完成しましたね」
「社労士のお二人のおかげです」
広太は、晴々とした表情を見せている。
「次は、スタッフ向けの説明会ですね」
「それなんですけど…」
社労士が“説明会”と言った途端、広太の表情がにわかに曇った。
「説明会って、どうしてもしないといけないのかなぁ?」
広太の口調から、説明会に乗り気でないのが明らかだ。社労士は、そんな広太の様子に気付かない振りをして、敢えて平然と話し始めた。
「法的な義務ではないので、説明会をしなくても問題はありません。それに、説明会を開催するデメリットもありますよ。まず、時間、費用ともにかかります。中でも、一番大きな費用は人件費です。説明会の時間は就業時間になりますので、パートスタッフであれば時給も発生します」
広太は目を閉じて、腕組みをしながらつぶやくように言った。
「ほかには?」
広太に促されて社労士は説明を続ける。
「はい、このデメリットは、メリットと背中合わせなのですが、説明会の開催方法しだいでは、スタッフが自分たちの権利意識を強めてしまうというデメリットもあります。例えば、有給休暇の日数が明確になることで、これまでその権利行使をためらっていたスタッフが有休の申請を行うようになるとか…」
「ちょっと待って、デメリットしかないじゃないか!」
もう辛抱ならないとばかりに広太が声を上げた。

「いえいえ、そうとも限りません。効果的な説明会を開催することができれば、デメリットを上回るメリットがあります。メリットは大きく分けて2つあります。まず1つは、法的な周知義務を果たすことです。就業規則は、作成しただけでは、ルールとしての効力を持ちません。スタッフに公開し、かつ、周知を徹底してはじめて、ルールとしての効力が出るのです。
もう1つのメリットは、スタッフが就業規則に興味を持ち、単に与えられたモノから、自分たちのルールへと意識が変わります。この効果が大きいんです」
社労士は語気を強めた。広太は不満な表情を浮かべたまま言葉を挟んだ。
「それはどういうことですか?」
「就業規則に対するスタッフの考えが、単に“守るべきもの”というレベルだと、権利意識だけを強めたり、粗探しをはじめたりということになりかねません。しかし、“自分たちのルールだ”という意識を持つことができれば、普段の働き方からして変わってきます」
毅然とした態度で説明を続ける社労士に、広太は気おされたかのようだ。

広太は、また目を閉じて少し考えてから言った。
「スタッフに自分たちのルールだという意識を持ってもらえるのかどうか? そこがポイントだと言うんだね?」
「そうです、そのとおりです。そして、その方法は1つしかありません!」
広太の表情が変わった。何かを確信した表情である。そしてその確信を確かめるように社労士に尋ねた。
「具体的には、どうしたらいいの?」
「経営者である百木先生が、自らの言葉でスタッフに語りかけることです」
広太は、これまでの打合せを頭の中に想い巡らした。その間しばらく、沈黙の時が流れた。
「そんなことできるかなぁ?」
自信の無い言葉とは裏腹に、真っすぐ前を見つめている広太に、社労士も力強く答えた。
「大丈夫、きっとできます。それに、スタッフはきれいな言葉、上手な演説なんて望んでいません。先生のナマの声で、患者さんに対する思い、スタッフに対する思い、そして、クリニックに対する思いを語ってほしいんです。」
「そうだね、そうなんだよね」
広太はウンウンとうなづいた。そして、決心を固めたように力強く、静かに言った。
「さぁ、もうひと踏ん張りだ!」

≪ 完 ≫

〜 オリジナルの就業規則を作成する際のポイントのまとめ 〜
  • 1.就業規則の作成、打合せに、2人以上の専門家に担当してもらうこと

    社会保険労務士は、就業規則に関する専門家です。ただし、どんなに熟練した専門家でも、1人で話を聞き、話をしながら、お客様の要望を的確に把握し、即座に文章化するのは難しいことです。訪問 〜 打合せ 〜 文章化(=規定作成)まで、2人以上の専門家が担当することで、その問題が解消されます。

  • 2.ヒアリングの際に、経営者としての考え方、要望をきちんと伝えること

    経験豊富な専門家でも、お客様の要望が把握できないと、真にニーズに応えられるオリジナルの就業規則はできません。通常、最初の打合せでヒアリングを行いますので、その際にしっかりと経営者としての考え方や要望を伝えるべきです。

  • 3.全文を読み合わせて、文章の細部まで徹底的にオリジナルにこだわること

    就業規則の原案の全ての規定、条項を読み合わせて、全文を確認することが重要です。経営者として、原案に満足できない点があった場合、めんどうに思わずに、納得できるまで打合せを行い、文面を修正することが必要です。いったん就業規則として決定してしまうと、内容を修正することは難しくなります。

  • また、疑問点を残したままにすると、運用があいまいになってしまい、かえってトラブルを招くことになりかねません。自分たちのルールとしてしっかりと把握し、納得するまで説明を受け、打合せと修正を繰り返すべきです。オリジナルの就業規則を作成するには、時間と労力がかかるものと覚悟して下さい。

〜 終わりに 〜

『歯科医師 百木広太の労務カルテ』を最後までご愛読いただきまして、ありがとうございました。予想外のご好評をいただき、当初の予定を大幅に超えて連載させていただくことができました。百木広太先生は、1つのトラブルをきっかけにオリジナルの就業規則を作成することを決意したのですが、トラブルが起こる前に、それを防止する観点から、オリジナルの就業規則を作成することが望ましいことは言うまでもありません。

読者の皆様には、百木先生を他山の石として、現在の就業規則を見直し、あるいは新規に、オリジナルの就業規則を作成されることをおすすめします。最後になりましたが、皆様の益々のご発展とご繁栄をお祈りしております。

社会保険労務士 松本 健・著
特定社会保険労務士 横田 真保美・法律監修

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SDCアドバイザー紹介

SDCでは、各分野の専門家の方にアドバイザーとなっていただいております。
ご相談されたい先生は、まずは事務局までご連絡下さい。

森山 満

森山 満

森山経営法律事務所
弁護士

医療関係者を悩ます医療過誤・医療訴訟・クレーム処理などを専門分野とする医療機関側に立った法律のプロフェッショナル。

【医療訴訟相談、医療紛争防止策、クレーム処理相談など】

 

松本 健

松本 健

株式会社あおぞら事務所  代表取締役
あおぞら事務所  代表社会保険労務士

医院経営において必要なスタッフ管理に関わる労務リスク対策・就業規則の知識などの提供で、クリニック経営をサポート。

【労務リスク問題、就業規則・各種労務規定見直し相談など】

 

前田 泉

前田 泉

スナッジ・ラボ株式会社  代表取締役
患者満足度調査第一人者

800診療所、患者3万人以上の調査実績をもち、増患・増収につなげる患者満足度向上に関するコンサルティングを提供。

【患者満足度調査・コンサルティングなど】

 

待山克典

待山 克典

株式会社 待山会計コンサルティング  代表取締役
待山克典事務所  代表税理士

25年の医療経営における経験と実績を有し、350以上の医療顧問実績をもつ日本有数の医療特化会計事務所代表。

【税務・会計相談(税務・節税・決算・資金繰り対策)など】

 

廣田 祥司

廣田 祥司

フォーユーメディカル株式会社  代表取締役
SDC代表
メディカルマーケティングコンサルタント

医療に特化したマーケティング戦略を提供し、 増患・増収につながる医療マーケティングで、クリニック経営を支援。医療業界実績NO.1の知識を活かした ウェブマーケティングを提供。

【経営相談・ウェブマーケティング相談・広告PR相談など、
医慮マーケティング全般相談】

メディカルマーケティング

【書籍】
メディカルマーケティング
著者:廣田祥司 / 出版社:日経BP

 

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SDC事務局より

医療機関向けセミナー「伸びるクリニック勉強会」にSDC代表 廣田祥司が講演

【日時】
平成22年10月17日(日) 13:00〜16:00
【場所】
大阪
【テーマ】
医療機関のインターネット活用法&相談会
【講師】
フォーユーメディカル株式会社 代表取締役 廣田祥司
【対象】
医科・歯科院長

※会員の先生方には無料にてご案内いたします。ご希望の先生方は、事務局までご連絡下さい!

 

矯正歯科治療 インビザライン講習会 11/14(日)

11月14日(日)にインビザライン講習会を実施します!

こうざと矯正歯科クリニック 院長の上里聡先生を講師とし、
“インビザライン治療の方法と注文方法について”をレクチャーしていただきます。
また、こうざと矯正歯科クリニックの見学会も兼ねて、会場をこうざと矯正歯科クリニック(香川)で
行う予定です。
是非ご参加下さい。ご興味のおありの先生方はまずは、事務局までご連絡下さい!

中華人民共和国のしろもとデンタルクリニック深セン 視察会 企画!

近年経済急成長の、中華人民共和国にある
しろもとデンタルクリニック深セン 視察会
を来年春頃に企画しています。ご興味のある先生方は、ご連絡下さい! 

【SDC事務局】

運営:フォーユーメディカル株式会社

〒103-0005 東京都中央区日本橋久松町11-8 日本橋118ビル6F

TEL:03-5645-8338(担当:藤原)

E-mail:info@sdc-japan.com

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