インプラント > SDC通信バックナンバー > SDC通信 Vol.37(2012年7月15日発行)

SDC通信Vol.37

SDC クリニック見学&インタビューリレー

クリニック見学&インタビューリレー第2回 大松矯正歯科クリニック様

① 高院長、自己紹介をお願いいたします

大松矯正歯科クリニック 高 大松先生

豊島区池袋で開業しております高 大松と申します。 専門は矯正歯科で、1993年に巣鴨で大松矯正歯科クリニックを開業いたしました。8年間巣鴨でクリニックを運営し、今年2012年2月に池袋に移転開業いたしました。
趣味は、サーフィン、フルマラソン、スキー、水泳、読書、家族と過ごすことと、矯正歯科です。

 

② 医院の特徴を教えてください

大松矯正歯科医院 スタッフの皆さん

当院は極力弱い力で歯を動かす「自然派矯正(デーモンシステム)」を取り入れています。デーモンシステムというのはデーモン博士が開発した治療方法なのですが、この呼び方だと日本人にはピンとこないので、当院は「自然派矯正」という言葉で商標登録をおこない、患者さんにご案内しています。実際に患者さんにデーモンシステムの名称でご案内していたときは「悪魔ですか?」と突っ込まれることがよくありました(笑)

当院が取り組む自然派矯正には次のようなメリットがあります。

1、痛みが少ない
2、歯が早く動くので治療期間が短い
3、側方拡大が十分できるので、非抜歯での矯正治療が可能(歯を残せる)

また当院のスタッフは全員歯科衛生士の資格を持っており、受付業務から衛生業務までマルチにこなせる人材を揃えています。自然派矯正(デーモンシステム)という治療の特性上、歯科衛生士によるPMTCが治療の大半を占めます。
患者さんと衛生士との間でしっかりとコミュニケーション図り、患者さんとの関係をしっかりと築き、患者さんの悩みや不安、状況の変化などを的確に聞き出せるようにしています。

 

③ 患者様に満足していただくために心がけていることを教えてください

患者さんを「不安」にさせないことを常に心がけています。
先ほども申し上げましたが当院の治療は歯科衛生士の資格を持つスタッフによる衛生業務がメインとなっているため、患者さんとコミュニケーションを図り、悩みや現状を絶えず把握するようにしています。それによって得た情報をスタッフ内で共有し、患者さんの不安や悩みをひとつづつクリアにし、気持ちよく安心して治療をおこなっていただけるように配慮しています。また当院にいらっしゃる患者さんのほとんどが女性です。男性院長である私が出過ぎてしまうと、患者さんも言いたいことが言いにくくなってしまいので、同性である女性スタッフがしっかりとコミュニケーションを図り、細かいことまで聞き出せるように心がけています。

アロマの香りとゆったりしたBGMが心地良い院内

さらに、待合室を含めた院内の雰囲気づくりや内装にもこだわっています。落ち着いたBGMを流したりアロマを焚くなど居心地の良い空間を実現し、リラックスしていただけるように配慮しています。実際の話、治療を受けている娘さん、治療が終わるのを待っているお親御さん両方とも寝てしまうこともよくあるんですよ(笑)院内で眠っていただけるということは、患者さんが私たち医療提供者に心を許してくださっている証拠なのでありがたい話です。

④ 心に残っている患者様とのエピソードを教えてください

以前内定が決まり就職を目前にした女性の学生さんがいらっしゃいました。
その患者さんは顎変形症で外科手術を伴う治療が必要でした。難易度が高い症例だったため治療期間も長期に渡る可能性があったのですが、なんとか社会に出る前に治療を終わらせたいというご要望があり、外部の先生とも連携して通常1年〜1年半かかる治療を半年で終わらせ、無事社会人としてのスタートを切っていただくことができました。

今回の患者さんは下顎が出てしまっており、いわゆるしゃくれた感じのお顔だったのですが、治療をおこなうことによってお顔もより美しくなり本当に喜んでいただけました。本人はもちろんですがそれ以上にお母様が喜んでくださり、治療が終わった後に感謝のお手紙までいただきました。まさに矯正医冥利につきる瞬間でした。ご紹介した事例のように、私たちは患者さんのバックグラウンド(人生)を背負っているので責任は重いですよね。

 

⑤ これからチャレンジしていきたいことを教えてください

当院は自然派矯正(デーモンシステム)に取り組んでいますが、現状は歯の表側からの治療のみにとどまっています。
しかし最近舌側矯正(歯の裏側)でも自然派矯正の治療ができることがわかってきました。この技術が確立されると矯正装置が歯の裏側に隠れるので、矯正装置が目立たず治療をしていることがわかりません。また新しい裏側からの治療は今までの裏側からの治療に比べ手間も減るので、とても取り組みやすいです。
もし実現させることができれば、患者さん、医療提供側共にメリットが大きいので、今後はこの治療方法の確立にチャレンジしていきたいと思います。

⑥ これからのSDCに期待することを教えてください

他のSDC会員さんと関わる場が少ないので、会員の先生方のお人柄や得意とする治療などがよくわかりません。今後もっと会員どうしが交流できる場を増やして欲しいですね。

SDCは従来のコンサルティングサービスとは異なり、会員自らが積極的にしかけていかないと良さがわからない会だと思います。「SDCは私たちに何をしてくれるの?」と思い込んでしまうと、年に一度の総会や毎月送られてくるレポートだけに目がいきがちになり、割高に感じてしまうかもしれません。

模型を使ってわかりやすく説明してくださいました

でもSDCの本質的な価値は、そこだけじゃないですよね。
フォーユーメディカルさんが懸け橋になることで、いろいろな人とつなぎ合わせてくれたり、抱えている問題を相談すれば、解決策を教えてくれたり専門家の方を紹介してくれます。例えが難しいのですが、安心をお金で買う「保険料」や「顧問料」といった感覚で、クリニックのお気軽相談所のようなスタンスで活用させていただいています。実際にあった話ですが、以前ちょっと変わった患者さんとトラブルになりかけたことがあり、その際の対応策などを相談させていただいたことがありました。
SDCを運営するフォーユーメディカルさんは、情報の引き出しやネットワークが豊富で、こちらが積極的に動いて相談すれば2倍3倍の答えが返ってくるのでコストパフォーマンスは高いサービスだと思います。

「入会すると何がもらえるの?」「私たちに何をしてくれるの?」といった受け身の感覚だとSDCというサー ビスを十分生かすことはできないと思いますが、積極的なスタンスでSDCにアプローチし、今まで話 したようなメリットが理解できれば、十分入会する価値がある会だと思います。
ただそれは目に見えにくく、なかなか伝わりづらいところなので、この部分をもっと会員の先生、もしくはこれから会員になっていただく先生方に訴求していくことが今後のSDCの課題かもしれませんね。SDCの目に見えない魅力を、もっともっとアピールしていってください!

⑦ 高先生より最後に一言お願いします!

自然派矯正をはじめて10年になりますが、本当に身体に優しい治療方法です。だからこそ、患者さん、ドクターを問わず一人でも多くの方にこの治療法を知っていただきたいと考えています。またGPの先生には、もっともっと積極的に矯正治療にチャレンジしていただきたいと思っています。

今はまだ限られたパイを奪い合っている状態だと思いますので、歯科界全体で矯正治療のすそ野を広げていけたら良いと思っています。せっかくSDCという会員組織があるので、挑戦してみて対処が難しいケースがあれば矯正の専門医に相談、または紹介という連携が図っていければ良いですね。もちろん私も矯正の専門医ですので、遠慮なく相談窓口に私を使っていただければと思います。

 

〜インタビューを終えて〜

今回は大松矯正歯科さまにお邪魔させていただきました。
もちろん仕事で伺ったわけですが、クリニックに一歩足を踏み入れると、落ち着いたデザインの内装、アロマやBGMの効果で、とてもリラックスした気持ちになれました。
大松矯正歯科さまは、患者さんが少しでも快適に、負担なく矯正治療を受けていただきたいという想いで自然派矯正に取り組んでいらっしゃいます。そんな想いを少しでも形にできるよう、SDCも微力ながらお手伝いさせていただきます。

高先生とスタッフの皆さん、お忙しいにも関わらず
インタビューと撮影にご協力いただき本当にありがとうございました!

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クリニックとインターネット Serial 3

<1> 口コミ代行業者の存在を公表、その影響は?

今年の初めに、「食べログ」を運営するカカクコムが、同サイトにおいて代行業者による不正な口コミが存在していることを公表しました。カカクコムが把握できた不正業者の数は39社ということですから、実際はもっと多いものと思われます。

「感覚的には友人のお薦めに一番近いうえ、利害関係のない一般の声だから信用できる」
「商品説明より先客のレビュー(講評)を判断材料にするし、辛口コメントがあることが信頼性を増す」
新聞に掲載されていた主婦の意見ですが、これが口コミサイトに対する一般的な印象だといっていいでしょう。

数あるグルメ口コミのサイトの中でも「食べログ」は、最も大手です。その「食べログ」が不正業者の存在を認めたことで、今後その信頼性はどうなっていくのでしょうか。

<2> マスコミの衰退と口コミの隆盛

かつては、新聞やテレビの伝えることが無条件に信頼されていた時代がありました。マスコミと視聴者とが無邪気な蜜月状態にあった時代といえます。

マスコミは、広告媒体としての力が強くなることで隆盛を誇りましたが、そのために、情報の信頼性という本来コミュニケーションを司る媒体が最も重要視しなければならない性質を失っていったのです。

インターネットの登場により、新聞、ラジオ、テレビがメディア媒体としての力を失い始め、マスコミに代わるものとして中心となったものが口コミです。

口コミサイトやFacebookを含めたインターネットなどで消費者が内容を生成していくようなメディアは、CGM(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)=消費者生成メディアと呼ばれています。

ネットの普及により消費者が得られる情報量が飛躍的に増加し、専門家や生産者並みの知識を持った消費者が増え、その目の肥えた消費者が情報を発信できる場としてCGMが拡大し、それに伴いCGMで伝えられる口コミ情報の影響力も高まってきたのです。

量が増えたからだけでなく、マスコミと違い口コミは利害関係のない第三者が発信している情報だから信憑性が高い、というイメージが、口コミの持つ影響力を支えています。

<3> 継続する口コミへの信頼

それでは、代行業者の存在がわかり、「食べログ」への信頼性はどう変わるのか?これからのマーケティング戦略で最もキーになると言われる「口コミ」、そこに嘘が混じっていたことで、一般ユーザーからの信頼はどう揺らぐのか?

答えは、「口コミへの信頼は続く、しかし受け取り方は変化していく」。

マスコミはテレビという媒体によってその力を最大限に発揮し、巨大な影響力を持つに至りました。インターネットがテレビに取って代わりつつある現代において、インターネットを媒体として力を発揮している口コミが、そう簡単にその信頼性を失うことはないでしょう。

インターネットという双方向での情報提供が可能なメディアが廃れない限り、または次の新たなメディアがインターネットを凌駕しない限り、口コミの力がますます強くなっていきます。

では、口コミの力はこのまま変わらずに続くのでしょうか。例えば、マスコミがその権勢を誇ったときに全く変化しなかったかというと、そんなことはありませんでした。
マスコミから流される情報を受け取る消費者が変化し、情報の受け取り方がどんどん上手くなっていったのです。口コミも同様に、消費者の受け取り方が進化し、それにあわせて口コミの在り様、活用の仕方が変化していきます。

今回の代行業者の公表は、口コミの変化を促す一つの要因になるかもしれません。口コミに対する受け取り方の変化、それは、口コミ=無条件の信頼、ではなく口コミ=きっかけとしての信頼、となっていくのではないでしょうか。

次回からは、きっかけとしての口コミをクリニックがどの様に活用していけばよいかについて説明していきます。

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コーチングを活用した院内コミュニケーション向上のポイント

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新規会員のご紹介

医療法人社団メディデンタル ハートピア歯科・矯正歯科理事長 洲ア 雄介先生
〒361-0056 埼玉県行田市持田1080ベイシアフードセンター行田店内
洲ア 雄介先生

プロフィール

  • 東京医科歯科大学歯学部 卒業
  • 東京医科歯科大学大学院 咬合機能矯正分野勤務
  •  
  • 日本矯正歯科学会
  • 東京矯正歯科学会
  • 抗加齢医学会
  • 口蓋裂学会
  • 顎変形症学会
  • 日本舌側矯正歯科学会
  •  
  • 日本矯正歯科学会認定医
  • 歯学博士
  • インビザライン認定ドクター
  • インコグニト認定ドクター
銀座並木通り坂本矯正歯科クリニック院長 坂本 紗有見先生
〒104-0061 東京都中央区銀座4-3-11 松崎ビル5F
坂本 紗有見先生

プロフィール

  • 1986年 東京歯科大学卒業 東京歯科大学卒業後、
        東京歯科大学歯科矯正学講座入局
  • 1996年 坂本歯科 副院長
  • 2005年 銀座並木通り坂本矯正歯科クリニック 院長
  •  
  • 日本矯正歯科学会 認定医
  • 日本臨床矯正歯科医会 社会医療委員
  • 日本臨床矯正歯科医会 東京支部広報委員
  • 東京矯正歯科学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 抗加齢歯科医学研究会
  • 日本顎変形症学会
  • 日本口蓋裂学会
  • 日本歯科人間ドック学会 認定医
  • 日本アンチエイジング歯科学会 理事
  • 日本アンチエイジング歯科学会 認定医
  • サプリメントアドバイザー認定
  • メディカルアロマコーディネーター認定
  • ビューティーアドバイザー認定
  • 日本口腔筋機能療法研究会
  • 日本歯周病学会
  • ラクトフェリン研究会
  • バイオプログレッシブ・スタディクラブ

SDC事務局からのお知らせ

SDCに新たな賛助会員が加わりました

この度SDCに新たな賛助会員 株式会社岡山情報処理センター(OEC)様が加わりました!
システムインテグレーションやソフトウエア開発をおこなってる会社でレセコン等を扱っております。
今後のSDC通信で詳しくお知らせさせていただきます。

◆株式会社株式会社岡山情報処理センター 様 (ソフトウエア開発)
http://www.oec-o.co.jp

第5回 SDC総会のご案内

第5回SDC総会「いまこそ ひとつに」の開催が近付いてきました。
お席にまだ若干空きがございますので、お知り合いの先生がいらっしゃいましたら是非ともお誘い合わせの上ご参加ください !

<日程>
平成24年7月29日(日)
開場 :9:30
受付 :9:30〜10:00
講演 :10:00〜18:45
懇親会:19:00〜21:00
<場所>
品川プリンスホテル
〒108-8611 東京都港区高輪4-10-30 (品川駅高輪口より徒歩2分)
講演会場:メインタワー12階 シルバー12
懇親会場:メインタワー10階 ムーンストーン10
<費用>
SDC会員様は総会・懇親会ともに無料
院内のスタッフとお越しいただいてもかまいません(3名まで)
 
【SDC事務局】

運営:フォーユーメディカル株式会社

〒103-0005 東京都中央区日本橋久松町11-8 日本橋118ビル6F

TEL:03-5645-8338(担当:藤原)

E-mail:info@sdc-japan.com

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