インプラント > SDC通信バックナンバー > SDC通信 Vol.39(2012年9月15日発行)

SDC通信Vol.39

SDC クリニック見学&インタビューリレー

クリニック見学&インタビューリレー第4回 むさしの歯科様

① 徳永 院長 自己紹介をお願いいたします

むさしの歯科 徳永 剛 先生

埼玉県川越市で開業している徳永と申します。出身は九州の熊本県で福岡歯科大学卒業後、日本大学歯学部で博士号を取得いたしました。開業してから8年が経ちますが、地元に根差した一般歯科治療をおこないながらインプラント治療にも力を入れています。機械いじりやドライブ、旅行が趣味なのですが、現在は専ら2人の子供中心の休日を過ごしています。

 

② 医院の特徴を教えてください

当院の特徴ですが、地元に根差した診療をおこなっている歯科医院ですので、患者さんとの「コミュニケーション」を重視しています。保険診療の割合が多いと、どうしても件数をこなさなければならないという側面があり、患者さんと話す時間が少なくなりがちですが、当院では保険の患者さんに対しても初診時には30分程度時間を取ってお話を聞くようにしています。

むさしの歯科様の外観

また、カウンセリングに関してはスタッフが対応する場合も多いようですが、当院は院長の私自身が直接話すようにしており、このような医院は珍しいのではないかと自負しています。このエリアは高齢者の割合が比較的多いため、きちんと話を聞いてほしい方がとても多いです。確かに手間と時間がかかることですが、患者さんとの人間関係をきちんと構築することができると、その患者さんの娘、息子さんはもちろん、お孫さんまで連れてきてくださるケースもあります。余談ですが、治療もないのに差し入れを持って来院してくださる患者さんもいらっしゃいます(笑)

また、一般歯科治療以外の部分で特に力を入れているのがインプラント治療です。特に当院は「フラップレス手術」という、歯ぐきの切開はく離を必要としない特殊な手術法を中心におこなっており、患者さんの術中、術後の痛みや出血を可能な限りなくすように心がけています。

 

③ 患者様に満足していただくために心がけていることを教えてください

むさしの歯科様の院内の様子

医院の特徴でも申し上げましたが、当院では患者さんとのコミュニケーションを重視しています。当院は駅からも遠く、立地的にはかなりデメリットが多い場所にあるのですが、だからこそ患者さんとのコミュニケーションと繋がりを大事にして診療をおこなっています。開業当初は来院される患者さんも少なく、経営的に大変苦しい時期がありましたが、コミュニケーションを重視し患者さんを大事にする取り組みをおこない続けたところ、少しづつ来院者も増え経営も安定してきました。

しかしその反面、患者さんが増えてきたため、コミュニケションを図る時間を捻出するのが難しくなってきており、現在そのバランスを取るのに苦労しています(苦笑)

また、一緒に働いてくれるスタッフと良好な関係を築き、居心地の良い雰囲気の中で患者さんをお迎えできるように心がけています。その一例として、スタッフとは可能な限り一緒にお昼ご飯を食べて、コミュニケーションを図るようにしています。また誕生日などのイベント事をしっかり把握し、ケーキを買ってお祝いするなど心がけています。

常に患者さんの目線に立ち、決して自己満足の治療にならないように意識しています。

 

④ 心に残っている患者様とのエピソードを教えてください

当院に入れ歯の治療を希望される患者さんがいらっしゃいました。その患者さんは色々な大学病院や専門クリニックにかかったのですが、結局どこに行ってもうまくいかず、行く先々でトラブルになっていました。当院に来院された際も、技術的に対応することは難しく、結局何もできない状態だったのですが、ひたすら患者さんの話に耳を傾けて聞いていました。すると患者さんも次第に心を開いてくださり今では「一生通うから」と言っていただけるまでの関係を築くことができました。一時はあまりにも頻度が多く、採算が合わないので距離を置こうと考えた時期もありましたが、その時無下に扱わなくて本当に良かったと思っています。結局患者さんは話を聞いて共感してくれる先生に診てもらいたいということがわかりましたし、私自身も患者さんと話すことによって救われている部分が多くあるのだと気づきました。

 

⑤ これからチャレンジしていきたいことを教えてください

私が注力しているインプラントの技術、エビデンス、考え方をもっとたくさん学んで吸収し、まずは自分なりのスタイルを確立させたいと思います。そしてそれを具現化できるクリニックを作り、診療をおこなっていきたいというのが私の夢です。

 

⑥ これからのSDCに期待することを教えてください

徳永院長とスタッフの皆さん

多くの業者が契約を取ってそれっきりというところが多いなか、SDCは定期的にイベント開催の案内や連絡があります。また私は九州出身ということもあり、知り合いの歯科医師が少ないのですが、SDCを通してドクターの知り合いが増えました。またSDCのスタッフが経営の悩みなどに対し相談相手になってくれるので、非常に貴重な存在です。

患者さん、スタッフ、家族以外になかなか外部との接点が無い日々の中で、外の空気を感じられるのはありがたいです。今後より一層コミュニティ内の連携を強化し、会員とSDCスタッフ同士で緊密に情報交換できるようにしてほしいです。

⑦ 永田先生より最後に一言お願いします!

徳永院長との記念撮影

私のような開業医は、どうしてもクリニック内にいることが多く視野が狭くなりがちです。また日々の診療などで頭が一杯になりがちで、治療以外のことは意外と知らないことが多いのが現状です。経営面で有益な情報があれば、どんどん発信していって欲しいです。また、近視眼的になりがちな私たち開業医を、経営の側面から成功へと導いて欲しいです!

 

〜インタビューを終えて〜

今回むさしの歯科様にお邪魔させていただきましたが、まず最初に感じたことが「温かく、居心地の良い雰囲気」だったということです。徳永先生のお話にもあった通り、むさしの歯科さんは患者さんとの人間関係を重視しており、スタッフさんの対応、院内設備などいたるところで細やかな配慮が感じられました。

徳永先生、診療後でお疲れにも関わらず
インタビューと撮影にご協力いただき本当にありがとうございました!

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クリニックとインターネット Serial 5

前回、マーケティングとは「価値を提供し対価をもらうこと」であり、提供する価値の内容を効果的に相手に伝える手法として、PR・広告・ブランディングの3種があることを説明しました。

3種の違いについて説明する前に、前回紹介したイメージの持つ意味について、説明致します。

<1> 分かりづらいイメージ

前回は3種の手法を、男性が女性に自分の良さを伝える、というシチュエーションを設定して、それぞれの手法が該当するイメージを紹介しました。
(1)PR=第三者が女性に伝える
(2)広告=男性が女性に伝える
(3)ブランディング=女性が男性に「わかっている」と言う

このようにイメージが表すものを説明すると、(2)の「広告」のイメージは分かる気がするけれども、「PR」「ブランディング」のイメージが分からない、という声をよく聞きます。
皆様の率直な感想も同様ではないでしょうか。

では、何故分かりづらいのでしょうか。
それはこのイメージが表しているものが、
・手段ではなく結果を表しているため
・マーケティングに対する基本的な認識が異なっているため
によります。それを解説いたします。

<2> 手段ではなく結果で区分する

上の区分よりも、
PR=広報
広告=宣伝
ブランディング=商標
という区分の方が、すっきりしていると感じるのではないでしょうか。
しかしこれは、元々の言葉が表現しているものの一部を理解しやすい言葉に置き換えただけのものです。例えば、広報・宣伝・商標はマーケティングの3種の手法です、と言い換えたとしたら、分かり易くならないだけでなく、違和感を感じるのではないでしょうか。

PR・広告・ブランディングをマーケティングの手法として定義付けるには、手段ではなく結果で定義付けすることが必要となります。
つまり、その手法は価値の内容をどの様にして相手に伝えることを目指して行われるのか、で区分をすると、その手法の持つ意味も含め理解しやすくなります。

紹介したイメージは、この区分に基づいて作られています。

<3> マーケティングに対する認識の違い

民主主義の現代において、「価値ある物を提供する」こと「自分が提供している価値を相手に伝える」こと「提供した価値に相応しい対価を得る」ことは、どれも等しく正しい行為です。
また、どれか一つが欠けても上手くいかない、等しく大切な行為です。

上の様な考えが一般的である場合と、価値を無償で提供することが崇高なことで、有償で提供することは恥ずかしいこと、といった考えが一般的である場合とでは、マーケティングに対する認識が異なります。

日本では、特に公共性が高いものに対して、まだまだ上の様な考えが一般的とは言い難いところがあります。そのため、紹介記事にしても、無料であれば良いが有料(ペイドパブリシティ)だと悪い、という意見が未だに聞かれます。

紹介したイメージは、従前の価値の無償提供>価値の有償提供(伝達・報酬の否定)という考えではなく、
価値の提供=価値の伝達=価値への報酬
を等しく正しい行為として考える、本来あるべき考え方に基づいて作られています。

この2点が、紹介したイメージを分かりづらいものとしていたのです。
イメージが表しているものの背景と意味を解説いたしましたので、次回は、イメージに沿ってPR・広告・ブランディングの区分をご説明します。

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医院が育てるコミュニケーション力

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新規会員のご紹介

医療法人柏康会 デンタルクリニックT.T.C.CEO 谷山 智秀 先生
〒577-0056 大阪府東大阪市長堂1-3-12
谷山 智秀先生

プロフィール

  • ◆略歴
  • 出身大学:大阪歯科大学
  •  
  • ◆資格・所属学会
  • 歯学博士
  • 日本口腔インプラント学会(認証医)
  • 日本矯正歯科学会(認定医)
  • 日本成人矯正歯科学会
  • 日本舌側矯正学術会
  • 日本顎関節学会
  • 日本顎変形症学会
  • 日本歯科審美学会
  • 他多数

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SDC事務局からのご案内

2012年9月1日(土)、SDC主催のインプラント勉強会がSDC会員の東京銀座歯科様にて開催されました。

【勉強会の内容】
1、歯科麻酔医によるインプラント治療における全身管理術
 講師:東京銀座歯科 副院長 西原正弘先生
2、ワンデイインプラントの概要説明と過去の症例を基にした解説
 講師:東京銀座歯科 院長 中平宏先生
3、クリニック内見学

勉強会にはSDC会員の先生もご出席しており、真剣に講義を聞いていらっしゃいました。
また、当日はテレビ局(南海放送)による撮影が入り、SDC会員の先生方がインタビューを受けていらっしゃいました。
さらに、東京銀座歯科様のご厚意によりオペ室や歯科技工室の見学もさせていただき、ご出席いただいた先生方からも積極的に質問が出て大変盛り上がりました。

SDC事務局では今後もセミナーや勉強会を企画していきますのでご期待ください。

【SDC事務局】

運営:フォーユーメディカル株式会社

〒103-0005 東京都中央区日本橋久松町11-8 日本橋118ビル6F

TEL:03-5645-8338(担当:藤原)

E-mail:info@sdc-japan.com

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