インプラント > SDC通信バックナンバー > SDC通信 Vol.54(2013年12月15日発行)

SDC通信Vol.54

SDC クリニック見学&インタビューリレー

クリニック見学&インタビューリレー第19回 海岸歯科室様

① 森本院長、自己紹介をお願いいたします

海岸歯科室 森本 哲郎 院長

出身は東京浅草で、祖父、祖母、父が歯科医を開業していました。歯科医の家庭に生まれたものの、実は自分が幼い子どもの頃、父に歯の治療をされるのがとても嫌だったのを憶えています。(どうしてあんなに不安で嫌だったのか…。それを考えることが、現在自分が患者さまの立場を考える際に、とても役立っていると思っています。)

そんな私は高校3年のときにはじめて自分の進路として「やっぱり自分は歯科医になるべきなのではないだろうか」と考え始めました。それまで患者さまと父親とのつながりを見ていたのが影響していたのでしょう。歯の健康で悩んでいる人たちを助けることが自分の人生の使命なのではと考えるようになったのです。祖父母から代々、東京歯科大学出身ということもあり、私も同校に入学。学生時代は、とにかくよく遊び、さまざまな大学生・社会人と交流をしました。中にはプロスポーツ選手や政治家になった方もおり、今もそういったさまざまな分野で活躍している友人との交流が続いています。そういう仲間たちと知り合えたことで、当時から歯科大生にしては広い視野と見識を持つことができたと感謝しています。

卒業後は東京歯科大学の水道橋病院の歯科総合科に入局、歯科全般を学びました。その後将来の開業を考えて銀座の開業医に勤務しました。まだ大学でもインプラントを教えていなかった頃ですが、この医院ではすでにインプラント治療をおこなっていました。ここで患者さまの要望に応えるためには、自分自身が自主的に勉強をして、歯科医として最新の知識と技術を身に付けることが必要だと気付き、猛勉強をするようになりました。

いざ開業する際は大学生活の6年間、通い続けた稲毛の地で開院しました。 当初は何から何まで一人でおこなっておりとても大変でしたが、その頃に友人の紹介で手伝いに来てくれたのが現在の妻でした。受付から経理までさまざまな部分で支えてくれ本当に感謝に堪えません。3人の子どもに恵まれ、子育ても経験しました。小さな子どもに対してどう接すればよいのか、どうすれば嫌なことを進んでしてくれるようになるのかなどを学ぶことができ、現在小児歯科の治療に当たる上でとても役に立っていると感じています。

 

② 貴院の特徴や取り組みを教えてください

清潔感のある院内診療スペース

開業後はじめの10年間は歯科医師としてテクニックや技術を習得し力量を上げることに重点をおいて取り組んできたように思います。その結果インプラントの指導医となるまでに至りましたがある時、「自分は歯科医として何の為に治療をするのか」考えた際、行き着いた答えが「患者さまが一生自分の歯で噛んでいただけるお手伝いをしよう」。予防の大切さに目が開かれた今、0歳から予防を行っていくことで根本的な実現をはかりたいと考えております。

 

清潔感のある院内診療スペース

またクリニックを運営する中で力を入れてきたことが「スタッフ教育」。最近はおかげさまで素晴らしいスタッフに恵まれ安定している面はあるものの、これまで新しい取組をしようとした時ぶつかって来たことも。せっかく足を運んでくださった患者さまに最高のサービスを提供したいと願う気持ちを共有した上でスタッフ個々人の成長は欠かせません。プライベートでは少年野球のコーチも務めていますが人として成長する上で人間性を高める努力は不可欠と考え、具体的には日々「感動体験をすることの重要性」を伝えるようにしています。感動の主体は自分ではなく、患者さま。どんなサプライズでも構わない。相手の喜びが自分の喜びとなるような内面の深さ、人間性をもってこそ真の医療サービス提供者となれると思っています。

 

患者さまに感動体験を提供するという面では実は歯科医師はやり易い面があると思います。他のクリニックでできなかったことが当院で解決できればOKですから。スタッフは個々に、一日一つ以上提供することを目標に取組み、一日の終わりに共有する時間を持つことにしています(その日の日直当番が持ち回りで発表)。取り組み始めた当初はそもそも「感動」とは何か?と気付くまでに時間が掛かりました。東京ディズニーランドやリッツカールトンホテル等で「感動の提供」が実践されていることはよく知られていますが、実際日々クリニックで実践するにはどうすれば良いか?

アミューズメント施設や高級ホテルは来場者がワクワクした思いを持って来ているけれど、一般的に歯科医院はそうではない。来院者は苦手意識や時には痛みを伴う不安をお持ちで現れるケースが多いもの。そんな中で相手を心から満足させてあげたい、と取り組む姿勢そのものがまさに「おもてなし」であり、日々のそのような姿勢が評価され口コミとして広がっていくものだと思っています。

痛みの原因が分からず他院で「様子をみてください」と言われて来院された患者さんに症状の説明を行うだけでも「こんなに分かるように話して頂いたのは初めてです」と言われ喜ばれることがあります。そういった目の前の相手お一人お一人に対する思いというものをどれ位持てるものか。日々学ぶことが多いと思っています。

信頼するスタッフの皆さまと共に

また現在当院には5名の歯科医が在籍しておりますが、特徴や個性はさまざま。今後各々巣立って開業していくことがあっても、そういった体験が出来たらその先もきっと医療者として成功できるだろうと思うのです。「歯医者なんてどこも同じ。場所が近いから来た」という患者さまもいらっしゃるけれども、少なくともお迎えする側はそうではいけない。医療の原点は「心」。思いは自分たちが日々の診療を通じて築いていくものであって、決してマニュアルで伝えられるものではないと感じています。

 

③ 貴院の掲げているミッションを教えてください

当歯科医院のミッションは一言で言うと、「患者さまに一生自分の歯で噛んでもらうこと」をサポートすること、と言えます。これを実現する上で当院が掲げているコンセプトが「世界一優しい歯科医院」。最近の歯科界の流れとして、特に経営セミナー等で「自院のコンセプトにあった患者を選ぶ」ことを切り口として上げているコンサルタントの方が多いように感じますが、当院では基本的にお断りせず「数あるクリニックの中から当院を選んで下さったこと」にまず感謝の心で向き合い、お迎えすることが優しさの一歩であると捉えて取り組んでおります。

選んで頂いた要因はさまざまある中で、その患者さんからいただいたご希望・ご要望(たとえば休日診療、夜間対応等)にも、できるだけそのニーズに応えていけるようにしていきたいと考えており(ゆくゆくは「年中無休」というスタイルまで!)、その為に必要であれば複数のクリニックを展開していく考えを持っております。正直なところ、現状当院はアポイントがなかなか取りにくい状況ではありますが、実は来春2院目開設に当たり対象を小児と設定。分院展開を図ることでお一人お一人に対する治療時間を十分お取りできるようになると思います。また将来的に地域の中で「地域の皆さんが来たくなるクリニック」展開を目指しており3院目、4院目の展開も考えたいですね。

④ これからチャレンジしていきたいことについて 教えてください

森本先生と記念撮影

繰り返しになりますが、縁あって22年診療を続けてこれた地域の方たちに選んでいただけるための医院づくりを常に追求したいと思っています。経営がどう、ということも大事だけれど、地域の方にとって必要とあれば、その際には分院展開も考えていきたいと思っています。だから将来何院になるかも分からないんです。ただ一つ言えるのは、この地域から外れることはない、ということでしょうね。

東京歯科大学で学んだ縁で稲毛海岸の地を選んで今年で22年、常に患者さまの立場を考えながら診療にあたってきました。振り返るとその間、ベッドタウンとしての発展、新しいマンションも建ち並ぶようになりました。

当時は正直マーケティングをして選んだということではなかったけれど、ここ10年位は人も集まるし恵まれていると感じます。もちろん同業者も多いのですが、だからこそ来て頂いた方には当院を選んでいただいたことに満足していただけるよう全力で取り組むしかないと思っています。ぜひ今後も前向きに挑戦していきたいと思います。

 

森本先生、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました。
今後共よろしくお願い致します!


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訪問歯科診療と口腔ケアへの取り組み‐高齢社会における訪問歯科診療

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